賃貸派だったのに注文住宅を買うに至った理由

賃貸派だったのに注文住宅を買うに至った理由

長いこと賃貸派でしたが、色々あって注文住宅を購入することになりました。そこに至った経緯と、経済的合理的理由などを書いていきます。

合理的理由だけでは片付けられないマイホームへの欲求

賃貸派、購入派で議論が尽きないところですが、マイホームへの欲求はもうすでに遺伝子レベルかなと思ってます。なのでもう欲しいか欲しくないかでいいんじゃないかなと。その上で合理的な部分、つまり経済的な部分を考えていいけたら幸せなんじゃないでしょうか。 まぁ色々後付けで理由を考えることはできるんですが、やっぱりわたしは杜子春て小説が好きだったり、盛者必衰と思っていたり、要は晴耕雨読の生活を欲しているのかなと。 バイアウトして、ある程度の小さな資産を手に入れても、欲求が尽きることはないし、むしろ余計に乾いていく。そんな果てしない欲求を埋めてくれるのは、結局外から得られるものではなくて、内にあるものを発見できる時なんじゃないかなと。 杜子春っていうのは、現代っぽく超簡単にいうと、要はビジネス成功して散々財を得ても、何回も失敗して0になってやり直したりしてて、そんな中で究極っぽいビジネスチャンスをくれる先生がいて、様々な試練や苦痛に耐えながら頑張ってても、人として超えてはならない一線みたいな試練で、耐えきれなくなってビジネスやめちゃう。みたいなお話。 そのあと、ビジネスやめちゃった杜子春をケラケラ笑いながら、小さな家と畑だけ与えていなくなるっていう結末。やめなかったら殺す気だったと言うし、結局財を与える気は初めから無いやんという。。笑。でも結局杜子春はそれで満足している。
さあ乾杯しやう。乾杯しやうぢゃないか、人といふものどもに。善人も悪人もいつの世も人はくり返す。膿むには余りに長く学ぶには余りに短い。時の螺旋上。だからこそ好く欲し、好く発するものだらう?命など陽と地と詩とで満たされるほどのものなのに。」 引用:菊池雅央「人といふもの」民明書房
HUNTERXHUNTERは好きで、蟻編の最後でこんな詩があるんだけど、すげーカッケー詩で、なんだろうこれ?と思ってたら民明書房なんで、要は全部架空っていう。。なんやねん!(民明書房は漫画「魁!!男塾」に登場する架空の出版社) そんなかでも命など陽と地と詩とで満たされるほどのものなのに」って言うのがとても引っかかる。サラリーマンみたいな生活が嫌で、独立してハッピーになりたくて社長やってるのに、サラリーマンの時よりサラリーマンみたいな生活してるとか、もう絶対なんかおかしいよね。「なぁ、自分ちょっと一回考え直した方が良く無い?」って、自分で自分に向かって問いかけたりするわけ。 https://www.youtube.com/watch?v=MuyaktrHZuk リトルフォレストって、映画があってね。「他人に殺させといて、殺し方に文句つけるような、そんな人生は送りたく無いなって思ったよ」ってセリフが印象的でね。CMをあとで見たらCMにそのセリフあったんで、まぁ乗せられまくってるわけなんですけど。 ただ、それだけ言って極端なミニマリストな生活しても、それって家族みんなが本当に幸せなんだろうかとも考えると、決してそうでもないように思えるし、山の中で暮らすよりも近くにイオンがあった方が絶対にいいわけですよ。つまりバランスってやつが結局一番大切。 そんな中で、徒歩2分で海、車でちょっといけばイオンがあって、合理的に家事を分散させられる仕組みがあれば、のんびりやりたい事できるかなって。まぁそんな感じ。

家に求める合理性とは

経済的に合理性があるかどうか。つまりお得かどうかですね。これが損ばかりする計算だったわけなんですが、肯定的な目線で考えてみるとそうでもないなと考えるようになりました。

子ども人数でそのうち必要になる

まず第一に、家族がいて子供がいる場合、子どもの人数が多く、3人以上いる場合は一考の価値があります。なぜならある程度大きくなると、それぞれ個室を求めるようになりますし、それはとても自然なことなのかなと思います。問題は5人家族なら5部屋必要で、5LDKの賃貸なんて超高額か、田舎の一戸建て賃貸になります。

かといって子供もずっと住む訳じゃない

かといって子供だって大人になりますし、自分の人生60年とかで考えた時に子供と一緒にいる時間なんて微々たるものです。60年というのは、20歳〜80歳までの60年ですね。子供が20歳まで家にいたとして3分の1ですね。 家を購入するローンは長くて35年とかなんで、これに20年つっこんでも残り15年あまるんで、賃貸で引っ越した方が安上がりなのでは?って感じになったりします。なので、その辺はある程度考慮しますが、とは言えいくら位ですかね?一月の飲み代とどっちが安いかな? あと我々経営者は、あちこち行きやすいんで定住したくないっていう拒否反応もあったりするんですが、家族はどうなんでしょうか?少なくとも奥さんや子供はしょっちゅう引越したいとは思ってないかもですよ?

家事と言う名の労働を緩和する仕組み

生きている限り、生活する限り家事は発生するのですが、この家事をきちんと「労働」して認識すると、社員を雇うように家政婦を雇うようになります。自分の時給と家政婦の時給とどっちが安いのかという、至極当然の選択になりますね。 自身で行うのせよ、家政婦を雇うにせよ、どちらにせよ家事を緩和する仕組みがあれば良い訳です。同じ作業を行う時に、仕組みが整っていれば家政婦が働く時間も少なくなるので、ランニングコストが減ります。社員と一緒ですね。 掃除、洗濯、炊事が主な家事労働ですが、今はとても便利な時代なので、洗濯であれば全自動洗濯乾燥機がありますし、食洗機やルンバもあります。普通にこれらを導入するのは当然として(今の家はキッチン狭いんで食洗機はいらない笑)動線も工夫すればさらに早くなります。洗濯機も二台あれば全然違いますし。 洗濯機2台って? いや普通でしょう?子供三人いたら2台ないと大変ですよ?知り合いなんて1日5回洗濯機回してるっていってましたよ?そんなんしたら乾燥する時間もないんで、5回洗濯して、5回干して、5回たたむ訳ですよ。それは恐ろしい労働かと。

マイホーム購入までの道のり

家から選ぶか土地から選ぶか

家は当然ながら、上物と土地の二つが必要なんですが、土地が決まらなければ上物を決定できなし、上物の大体の要諦が決まらないと土地も選べない訳ですね。 で、どっちが大切かということなんですが、私の場合は土地の重要度が非常に高いと思ってまして、その土地にある程度の期間縛られることが、ストレスなく可能な土地であるかどうかですね。なので海の近くがいいなと。なんか海の近くがいいなと。 なので、上物の希望はある程度ありましたが、まずは土地から探すことにして、あとは役員報酬あげて住宅ローンを組めるように数年がかりで取り組んでいく訳です。経営者は大抵節税でとても安い年収設定してることが多いのですが、それだと住宅ローンは組めないですよ?笑。信用のなさに驚愕しますること間違い無いです!

生活習慣から家の図面を考えてみる

どんな家にしたいのか?色々考えると思いますが、私の場合はとにかく合理性。便利であることが第一条件で、その次に気持ちいい空間であること。です。便利な動線を考えると2回に洗濯とか風呂とか全部持っていきたいなっていう、ちょっと普通とは違う感じなってきたんですが、調べるとそういう需要結構あるみたいです。

一階の図面

ご覧いただいた通り、目の前にあった色鉛筆でコピー用紙に書き出してみただけなんでとっても汚い感じですが、ビルトインガレージがあって、その奥の「書」っていのが書斎。仕事部屋ですね。「T」がトレーニングルーム。真ん中玄関あって、ずっと土間続き。 土間はこんな感じをイメージです。玄関入ってすぐ土間あって、奥まで土間の廊下が続いてて、土間の横はリビングダイニングです。ガレージの後ろの仕事部屋はこんなイメージ。ちょっと隠れた奥のスペースで、靴で仕事したいんですよね。 土間の廊下やリビング土間は、仕事部屋と生活空間の分離のために必要な感じです。ポイントは、来客時に来客者が入る必要がない、風呂や脱衣、洗面なんかの空間が一階には何もないってこと。全部二階にあるといいですね。

二階の図面

二階は洗面スペースを中心にして、脱衣、風呂。反対側は洗濯機ありの家事室、ウォークインクローゼット、寝室と繋がるようにするというのが基本的な構想です。 家事室はかなり広めで、洗濯機2台にスロップシンクまで設置する予定です。ここをケチると、あとあと家事コストが非常に高くつくので、ここへの投資を高めにした方が時間とお金を節約できるなと思ってます。 洗濯機2台、スロップシンク、立ったままたためる作業台、全部室内干しで完結できるスペースの物干しハンガー。ハンガーで干して、ウォークインクローゼットにそのままハンガーで持って行ったら良いです。 下着類やタオルは、脱衣室に全部収納すれば、風呂上がりも洗濯後も全ての行動、作業が一つの空間で完結するようになります。ちなみに二階は水回り以外はぜんぶカーペット敷きの予定。 寝室も廊下もカーペット敷きの予定なので、全体的に二階は柔らかい空間にする予定です。食事後は全部二階で済ませられるような空間ですね。 ということで、次回の打ち合わせが楽しみです。

打ち合わせ2回目

1回目の提案から結構な修正がありまして、私の希望した通りの図面で上がってきました。ただ、結局二階のバルコニーとか、一回の土間スペースが広すぎるとか、ここからまたチョコチョコと縮小する為の修正が入ってきます。 基本的に打ち合わせの時間て、2時間程度なんですよね。二時間の打ち合わせを行なって、週一回打ち合わせする感じなんですよ。順調にいって2回打ち合わせしてそれでGOって言うんだから、修正の時間一回しかなくて、4時間しか伝える時間がないのですよ。自分でプレゼン資料作ったり、詳細なデータ集めたりできてもそれって短くないか?と感じてしまいましたね。 私の場合は、絵を描いたり、描いた絵とか図面とかを見ながら解説する動画を撮って送ったりしながら話を進めています。そのくらいのデータ量がないと結構無理ゲーなんじゃないかと感じたからなのですが、当然そういった情報共有する方は少ないらしくとても驚かれました。3回目の図面はこれをほんの少し微調整した感じで大枠は変わりません。

3回目の打ち合わせで図面が大体完成

修正案に関しては気が付いたところを含めて、自分でIllustratorで簡単に図面書いて、これを説明する動画を撮影して送りました。棚のデザインとかで見積もり変わってきますんで、わかってるなら早めの方がいいですからね。口頭より図面書いた方が絶対早い。 ここから契約に進んで、2ヶ月かけて図面の調整、それができたら中身の細かいところをさらに2ヶ月かけて調整です。3回目の図面まででほぼ一月かかりましたがあまり短いとは感じませんでした。

ランドリーに設置する洗濯機を選ぶ

図面と並行して、宅内に設置す様々ものを選んでいかないといけません。結局家は、様々なものの集合体なので。借り入れる金額が決まっていて、あとは手出し。。。となっているのであれば、自分で安く仕入れできれば、自分で安く仕入れた方がいいですね。 洗濯機で相当迷ってしまったのですが、当初は全自動洗濯乾燥機を二台設置する予定でした。とにかく二台設置することが絶対条件で、洗濯にかかる時間をどのくらい軽減できるか?というはとても重要な課題なのです。 で、最終的にはビックカメラで目撃したmyPROに一目惚れで、コレにすることにしました。 理由は様々あります。
  1. 高さが85cmなので、ビルトイン可能
  2. 洗濯パンが不要
  3. 乾燥機と洗濯機が別々なので故障リスクが軽減
  4. 耐久力が一般的な洗濯機の三倍
  5. 最高80度までの超高温除菌洗濯が可能
  6. 洗剤自動投入機能あり
  7. めっちゃおしゃれ
200Vだったり、設置箇所を選んだりといろいろありますけども、新築なら一考の価値有りかと思います。