楽天は伸び白が半端じゃない、単品通販天国です。何年か物販やってみて思ったんですが、私の場合、キャッシュフローがギリギリの商売は、正直「嫌」でした。収益性が高く、継続的に取り組める仕事じゃないと、今後もっともっと、胃がキリキリしちゃいますので、どうしよっかなぁと考えていた所、Nintってツールの存在を知って、楽天の有名店舗を分析する機会がありました。今回コンテンツはその分析ツールを使った分析結果です。
商品ページ以外は作り込まなくて良いのはなぜ?
商品ページ以外は誰も見ない
TOPページとか、正直誰も見てないんですよね。数字で自店舗見て下さい。楽天の場合はとくにそうでして、TOPページでSEOでもしていない限り、TOPページを踏みません。楽天の場合は、楽天サーチから商品を検索し、そこから流入してきますので、一番最初に訪れるのは「商品ページ」です。そこからショップを見て回る人はかなり少なく、リンクしている他の商品を少しクリックしてくれたら良い方です。普通は買うか、直帰します。ですので注力するべきは商品ページ以外にありません。
単品の売上だけで2000万とか売れちゃう事実
単品だけ売るとか正気の沙汰ではない。それが売れなくなったらどうするんですか?とまぁ色々言われそうなんですが、実際売ってる所は売ってる訳で、そういうところは非常に安定してビジネスしている訳ですね。10億売ってても、カタログ通販のショップは突然潰れたりします。単品でもこのくらいの規模で売れる訳ですから、商品ページに局所集中して単品通販するのも面白いんじゃないですか?ってお話です。
中級以上の実力店舗は単品の売上に特化している
今回の記事での初級から上級までの定義
- Aランク(上級):年商3億以上
- Bランク(中級):年商1億〜3億くらい
- Cランク(初級):年商7000万以下
ランク毎に面白い特徴がありまして、Aランクは、全ての商品を平均的にもの凄い数売ってます。まさにモンスター。Cランクも、全ての商品を平均的に売っているのですが、数がとても少ないため、月間の売上も少ないです。問題はBランクで、かなり高確率で、単品通販を成功させているのです。しかも単品の売上が、月商の6割程度を占めるという事が多く、CランクからBランクに昇格するには、「単品通販」がキーになるのです。
リサーチした3店舗の売上規模

今回は、とあるカテゴリーの3店舗をリサーチしました。このカテゴリーでは中級クラスのBランクの店舗さんです。ハイブランドではなく、3店舗ともオリジナルブランドを販売しているので、どういう売り方をしているのか知っておきたかったのです。
- 店舗 ①:月商2700万
- 店舗 ②:月商1300万
- 店舗 ③:月商2000万
上位数点のアイテムの比重が大きすぎる事実
リサーチした結果、上位の数商品の売上が、月商の大部分を占めている事がわかる結果でした。このことがわかってから、 私の会社では単品通販にフェードシフトする事を決め、カタログ通販も継続はしていますが、今後はOEM単品通販を拡大していこうと決断した訳です。ちなみに、3店舗とも、毎年毎年飽きずに同じものを売ってます。つまり、結構長い事売れるんです。進化が遅いのも物販の良い所です。
今回のリサーチに使った分析ツール
Nint (ニント)
https://www.youtube.com/watch?v=MWgeWr7P1nM
楽天のショップ分析、広告分析、商品分析が出来る、総合分析ツールです。WEBツールで、月額料金/年間契約で利用する事が出来ます。ただし、相当高いのでビックリしないで下さい。使うには相当な覚悟がいります。
⇒
Nint (ニント)
売上規模・月商2700万の店舗①の場合
主力アイテム
上位5位の売上合計
- 月商:700万
- 月商:230万
- 月商:220万
- 月商:210万
- 月商:180万
売上規模・月商1300万の店舗②の場合
主力アイテム
上位5位の売上合計
- 月商:200万
- 月商:170万
- 月商:140万
- 月商:90万
- 月商:80万
売上規模・月商2000万の店舗③の場合
主力アイテム
上位5位の売上合計
- 月商:440万
- 月商:260万
- 月商:120万
- 月商:100万
- 月商:60万
まとめ
上記5商品が占める、月商との割合が半端じゃないです。この結果を見てどう思うかは人それぞれだと思いますが、私は「楽天ドリームあるなぁ」と思いました。単品通販は資金繰りが良くなるというのは、よく考えればわかる事です。初級から、中級クラスに移行するには単品通販はキーになりますし、今後継続的に仕事をしていく上で、とても参考になる分析結果だったと思います。なお、分析は分析は2015年のものです。