輸入ビジネスをしていれば、だれもが憧れる高利益、高利益率、独占販売、それらを可能にする「OEM」という手法。とくに中国等の「生産」を得意とする国から輸入している場合は必ず視野に入れるべき手法であり、今後はよりポピュラーになってくるで販売戦略です。
OEMとは
OEMとは、そもそもパッケージを変更した製品のことで「中身は一緒」なわけです。例えば一番簡単な手法では、ブランドロゴを作成して、ロゴを印刷する方法なんかが非常にポピュラーです。これはアパレルなんかであれば、タグがブランドロゴになっているとかだけで済むので非常に簡単ですね。
製品のパッケージというのは、例えば簡単なシュリンク包装だったり、簡易的な箱に入れたりの方法があります。Amazonで初心者がOEMしようとすると、簡単なシュリンク包装にロゴシール貼っただけ!のような残念なデザインがおおいので、非常にもったいないなぁと思います。
実際のコストを計算
実際のコストを計算してみましょう。簡単なシュリンク包装と、化粧箱だった場合でコストがどのくらい変化するのか?作ってくれる会社にもよりますが、実際そんなに変わらないのが現状です。
むしろシュリンク包装でシールを貼ると、手作業になってしまい、じつは化粧箱よりも高くなってしまう可能性があります。いったい一ついくらかかるのでしょうか?
化粧箱であった場合は印刷まで自由に行えるというメリットがあります。またランサーズ等でパッケージデザインを外注すれば、3万も出せばロゴまで作ってくれるという所もあります。以外と敷居は低いのです。
ロゴも、会社名も、全部印刷できますから、もちろんJANコードも印刷することができます。JANコードは誰でもほんの少しの費用を支払えば簡単に発行することができます。
FBAラベルを貼らなくても納品できる
AmazonにはJANコードで納品する為の方法があります。「ラベル無しの混合在庫」という納品方法です。メリットデメリットありますが、概要を理解した上でうまく活用すれば、JANコードを印刷するだけで非常に多くのコストを削減することができます。
ラベルなしの混合在庫を有効にするメリット、デメリット
メリット
混合在庫の基準を満たしている商品であれば、商品ラベルを貼付せずに納品することができます。これで煩雑なラベル貼付作業を省くことができます。1枚20円のコストがかかるとして、1000個あれば2万円のコストダウンと時間の削減ができます。
シールを貼らなくてよいので、出荷の際はとても迅速です。また、Amazonでは購入者により近い地域から商品を発送することができ、より迅速に購入者に商品をお届けすることができます。
デメリット
混合在庫としてAmazonに配送された商品は、事実上他の出品者の在庫と共に保管される場合があり、どの会社の商品か判断することができませんので、偽物が混入するリスクがあります。が、OEMでしたらあまり関係ないです。つまり差し当たって大きなデメリットがありません。
ラベルなしの混合在庫設定を有効にする
設定はとても簡単です。以下の手順でラベルなしの混合在庫を有効にします。
- 設定 > FBAの設定 > 在庫の設定(ラベルなし混合在庫)
- 編集ボタンをクリック
- 有効を選択し、更新をクリック
ラベルなしの混合在庫の設定はいつでも有効または無効に設定できますが、すでに登録してある商品については、後から変更することが出来ません。その点だけ考慮に入れて商品登録をうする必要があります。
それさえ済めば、あとは出来上がった製品を、ただただFBAに納品するだけです。間違いも減りますし、シールも買わなくていいですし、スタッフの時間も節約できます。