海上輸送で使うコンテナの種類とサイズ
まずはどのくらいの際のコンテナを種類があるのか?全体像を把握するのがよいと思います。思いのほか小さいものから、日常生活ではあまりお目にかからないビックサイズのものまであります。細かいサイズは、コンテナのメーカーや国によって異なりますが、だいたい一緒です。コンテナやる時は、そういう細かい事は気にしない方がいいです。ビッグなんで。10フィートコンテナ

長さ mm
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幅 mm
|
高さ mm
|
|
外法寸法 |
2,991
|
2,438
|
2,591
|
内法寸法 |
2,919
|
2,317
|
2,366
|
開口寸法 |
2,910
|
-
|
2,238
|
自重 |
1,600kg
|
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最大積載量 |
8,000kg
|
||
内容積 |
16.0m3
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12フィートコンテナ

長さ mm
|
幅 mm
|
高さ mm
|
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外法寸法 |
3,658
|
2,438
|
2,591
|
内法寸法 |
3,586
|
2,317
|
2,366
|
開口寸法 |
3,577
|
-
|
2,238
|
自重 |
1,630kg
|
||
最大積載量 |
8,000kg & 10,000kg
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内容積 |
19.7m3
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20フィートコンテナ

長さ mm
|
幅 mm
|
高さ mm
|
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外法寸法 |
6,058
|
2,438
|
2,591
|
内法寸法 |
5,898
|
2,350
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2,390
|
開口寸法 |
-
|
2,338
|
2,280
|
自重 |
2,450kg & 2,180kg
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最大積載量 |
21,550kg & 28,300kg
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内容積 |
33.1m3
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40フィートコンテナ

長さ mm
|
幅 mm
|
高さ mm
|
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外法寸法 |
12,192
|
2,438
|
2,591(2,896)
|
内法寸法 |
12,032
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2,350
|
2,390(2,695)
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開口寸法 |
-
|
2,338
|
2,280(2,585)
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自重 |
3,700kg(3,820kg)
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最大積載量 |
26,780kg(26,660kg)
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内容積 |
67.6m3(76.2m3)
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海上輸送の実際のコストとお得具合
ポピュラーな海上輸送方法は何か?
実際ポピュラーなのは20フィートコンテナと、40フィーとコンテナです。混載便もありますが、色々ありまして、私はお勧めしません。リスクが高い割にお得度合いが少ないので、航空便の方が良いんじゃないでしょうか?私は倉庫のサイズの関係と、積み込める商品の在庫金額の関係で、20フィートコンテナを多用していましたが、商品のサイズが大きい場合、例えばamazonで大型認定されるような商品だった場合などは、迷わず40ftを選ぶと良いと思います。ちなみに40ftコンテナは、40HCという大きめサイズがあり2種類ありますがどっちも値段が変わらないです。20フィートコンテナで輸送した時のコスト
中国側の費用
だいたい8万円くらいです。輸送を担当してくれる会社が決める事ですが、大勢に変化はありません。ただし、あまりにも高額な費用請求される場合は、ぼったくりの可能性もあると思います。日本側の費用
日本側は、日本側の会社にお願いしているので、費用が細かく請求されてきます。項目によって課税対象だったり、非課税だったりして、結構複雑です。価格変化が「無し」となっている部分は、会社によって多少変化があると思いますが、同じ会社であれば変化無しです。「有り」となっている部分は、いつも価格変動があります。だいたい14万円くらいです。形態はFOBです。A/N FEEは、要は運賃なので運ぶ距離などでかなり変わってきます。当然40ftの方が割安です。項目名 |
単価
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価格変化
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税
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輸入通関料 |
11,800
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無し
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免税
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取扱料 |
10,000
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無し
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課税
|
A/N FEE |
95,000
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有り
|
免税
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配送料 |
24,000
|
無し
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課税
|
海上輸送は航空便に比べてどのくらいお得か?
20フィートコンテナで海上輸送して、だいたい22万〜23万円くらいが実質送料です。航空便は体積重量で計算しますから、体積重量でコンテナの無い寸をそのまま計算してみると(爆笑)6348kgもの重さになります。kgあたり300円という爆安運賃でも300万円ほどになりますから、実質10分の1以下という事になります。 ⇒ DHLの体積重量計算機を見るAmazonのFBAに納品するなら提携のヤマト運輸という手段もある

下記サービスは、法人の大口出品者様のみ対象です。個人の出品者様はご利用できません。また、日本国内に輸入者となる法人名義が必要です。 |
サービス提供会社 | お問合せ | サービス概要 | 対象国 | 国際配送 | 検品※1 | 在庫保管 | 付加作業 ※2 | 輸入事前検査 ※3 |
|
専用問合せ先(e-mail ) | 中国からFCへの直接納品の配送サービス。検品やFBAの納品要件を満たすための付加作業も、中国にて対応します。 | 中国 (7拠点:深セン、広州、上海、北京、天津、青島、大連) | Air/Boat | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
問合せ窓口 | 中国からFCへの直接納品の配送サービス。検品やFCの納品要件を満たすための付加作業に対応します。(複数FCへ仕分配送可) | 中国 | Air/Boat | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
- ※1 検品: 数量の確認、不具合の検品等。詳細は各社にお問い合わせください。
- ※2 付加作業: FBAの納品に必要な梱包作業、商品ラベルの貼付等。サービスにより対応内容が異なるため、詳細は各社にお問い合わせください。
- ※3 輸入事前検査: 日本の輸入通関で輸入禁止商品として抵触しないことを、現地で事前に検品するサービスです。詳細は各社にお問い合わせください。
手配しておかないと困る外注業者
フォワーダー(Forwarder)
通関手続きをやってくれる会社です。検索するとたくさん出てきます。フォワダーが行う作業は書類手続や運送の手配だったりで、どこでも同じ事をやっているので、会社によって高い安いはほとんどないと思います。担当の人が仕事が早いかどうかで判断すると良いと思います。海上輸送する際に気をつけないといけない事
商品の保管場所の確保
これはちゃんと考えると思いますけどね。入荷して保管できなかったら大変です。むかし、○ン・○ホーテって会社では、倉庫に搬入しきれなかった商品を、駐車場に置いてブルーシートかけてました笑搬入スペースの確保
これ結構忘れがちです。初めての入荷のときに危なかったのでビックリしました。コンテナを運んでくるトラックって、もの凄いデカいんですよ。駐車場や、駐車場に入ってくるまでの道路がある程度広くないと、そもそも搬入が出来ないんです。うちの倉庫は結構ギリギリなんで、いつもトラックの運転手さんにはミラクル運テクで頑張ってもらっています。原産地国の記載
先日失敗して思い知った痛い経験です。コンテナの商品というのは、航空便に比べて、税関検査が厳しいです。輸入する商品には、原産地が記載されていないとダメなんですね〜。「工場で生産された段階でそんなの無いよ!」なんて言ってもダメです。輸入貨物の製造責任は、すべて輸入者の責任ですから。「全部の商品にメイドインチャイナのシールを貼れ」と命令されます。これが痛い・・・。追加費用が9万円ほどかかりました・・・混載便はお勧めしない
混載便というのは、他の輸入者の品物も一緒に輸送するので、自社がきちんとやってても、他社が引っかかると、そのコンテナの荷物全部がストップします。そうして自社は何にも悪くなくても、追加費用を一緒に分担して払う事になります。なんてリスキーなんでしょう・・・私にはムリ。輸入の形態はFOBが良いと思う
⇒ FOB C&F CIFの違い
海上保険に加入しよう
私の会社は東京海上日動の海上保険に加入しています。実は海上保険て安くてですね、輸入貨物の0.5%とかで加入できるんですよ。0.5%ですよ?会社によって違うかもしれませんが、むっちゃ少ないですか?荷物が全部届かないとかって時に、入ってなかったらマジで笑います。いや、笑えないか。商標や輸入禁止物等の法的リスクの確認
中国からの輸入に限らず、輸入ビジネスも法律との戦いです。法的な権利を持っている会社は、通関でも威力を発揮する場合がありますし、単純に禁止されているものは、そもそも輸入できません。その場で破棄されます。高級ブランドなんかは偽物として輸入できませんし、伊藤忠商事のコンバースなんかは輸入できません。すべて自分の責任になりますので、リサーチ不足で高い授業料を支払うよりは、しっかりリサーチするのが大切です。 ⇒ 伊藤忠商事のコンバースはなぜ輸入できないのか?