第1章:価値とは“感情の変化”である

■ 顧客は、何を買っているのか?

人はモノを買っているようで、モノを買っていません。
価格で判断しているようで、価格だけでは決めていません。

では、顧客は本当は何を求めているのか?

答えはこうです。

人は「感情の変化」を買っている。




■ 商品は“感情の媒介装置”にすぎない

たとえば…



これらはすべて、**“感情を動かすための手段”**でしかありません。

商品が機能を果たした“その先”にある、気持ちの前後差=変化
それこそが、顧客が本当に欲しい「価値」です。




■ 機能ではなく「感情の前後差」を設計する

ここで、視点をずらしてみましょう。


商品が与えるべきなのは、状態の変化ではなく、感情の変化です。



■ あなたは、どんな感情を届けたいのか?

ブランドマネージャーの仕事は、商品のスペックを決めることではありません。

この問いを持ち続けることこそが、「価値を定義する」という仕事の本質です。




■ まとめ:「感情が動かないものには、価値がない」

だからこそ、ブランドマネージャーは**「感情の変化をつくる人」**として価値を見つめ直す必要があります。


>価値の3層構造フレーム